「加工方法の説明はいらないので、可否と見積と納期だけ早く知りたい」広島市で金属加工をご相談いただく際、発注側が求めているのはこの一点に集約されます。
宝栄工業では、NC旋盤・マシニングセンタなどの設備を活かした精密部品加工に対応しています。条件が揃えば、見積回答までの時間を短縮しやすく、やり取りも最小で進められます。この記事では、初回のご相談がスムーズになるように「依頼前の準備」「相談の流れ」「問い合わせテンプレ」を発注者向けに整理します。
まず結論 見積が早い依頼は最初の情報が揃っている
見積が早い案件は、加工の難易度以前に「判断に必要な情報」が最初から揃っています。逆に言うと、どれだけ急ぎでも情報が抜けていると確認が増え、結果的に納期も不安定になります。
最初の一通で揃えるべき情報は次の6点です。
- 図面データ
- 材質
- 数量
- 希望納期
- 重要公差
- 仕上げ条件
この6点だけ押さえれば、可否判断から概算、正式見積までが一気に進みやすくなります。
依頼前の準備 見積が早くなる最小セット

図面データはPDFかCADデータ
図面がある場合は、PDFに加えてDXFやSTEPなどのデータがあると確認が減ります。
まだ最終図面でなくても、寸法と形状が読み取れる段階なら相談は進められます。
材質は確定が理想 未確定なら候補でOK
材質は加工条件と費用に直結します。未確定の場合でも「ステンレス系」「アルミ系」など候補があるだけで判断が早くなります。
数量は1個でも10個でも先に決める
単品試作か小ロットかで段取りが変わります。数量が決まっていれば、見積の前提が揃います。
重要公差は全部ではなく重要箇所だけでも良い
公差が厳しい箇所がどこか分かれば、加工方法・検査方法・工数が決めやすくなります。
全体公差が未確定でも、嵌合部や穴ピッチなど重要部分だけ先に伝えるのが効果的です。
仕上げは有無だけでも先に決める
最低限、次の有無を決めてください。
- バリ取り
- 面取り
- 表面処理
- 熱処理
相談の流れ 初回連絡から納品まで

1 相談 まずは要点だけ送る
最初は完璧な情報でなくても構いません。図面と条件が揃っているほど、可否と概算の回答が早くなります。
2 概算と可否判断 追加確認が必要な点を整理
ここで追加確認が出やすいのは次の項目です。
- 公差の重要箇所
- ねじ規格や嵌合条件
- 表面粗さの指定
- 表面処理や熱処理の要否
- 検査成績書の要否
3 正式見積 条件確定後に確定金額と納期を提示
条件が確定すると、工程と検査条件が固まり、金額と納期がブレにくくなります。
4 加工 社内設備と協力会社連携で進行
加工内容によって、内製工程と外注工程を組み合わせて進めます。短納期の場合は外注工程がボトルネックになりやすいので、優先順位の共有が重要です。
5 検査と納品 必要に応じて検査資料も対応
用途に応じて検査方法や提出資料の要否を事前に共有すると、納品直前の手戻りを防げます。
よくあるご相談例 実績ではなく相談内容のイメージ
事例が残っていない状態で実績風に書くと信頼が落ちるため、ここでは「よくある相談の型」として記載します。
治具プレートや設備部品の追加工
図面と材質と数量に加えて、穴ピッチなど重要公差が分かると話が早いです。公差は全体ではなく重要箇所だけ指定でも進められます。
シャフトやカラーなど丸物部品
外径・内径・長さに加えて、嵌合条件が分かると見積が決まりやすいです。相手部品条件がある場合は一言添えると確認回数が減ります。
短納期の依頼
急ぎ案件では、材料手配と表面処理の優先順位がボトルネックになりやすいです。必須 できれば 不要の順で優先度を最初に伝えると最短ルートを組みやすくなります。
短納期で進めたいときに先に決めてほしい優先順位
短納期で詰まる原因は加工より条件未確定です。特にこの3点は最初に決めると進行が速くなります。
- 材料は支給か当社手配か
- 表面処理や熱処理は必須かできればか不要か
- 仕上げは外観優先か機能優先か
コピペ用 問い合わせテンプレ
下記をそのまま貼って送ってください。空欄があっても構いませんが、分かる範囲で埋めるほど見積が早くなります。
- 図面:PDF/DXF/STEP(添付)
- 材質:____
- 数量:____
- 希望納期:____(最短希望なら最短希望と記載)
- 重要公差:____(例 嵌合部のみ±0.01 穴ピッチ±0.02 など)
- 仕上げ:バリ取り(要不要)面取り(指示ありなし)表面処理(有無)熱処理(有無)
- 用途:____(強度優先 外観優先 嵌合あり 等)
よくある質問
- 1個だけでも相談できますか
-
可能です。単品試作から小ロットまで、条件に応じて相談できます。
- 見積はどれくらいで出ますか
-
図面と材質と数量と納期が揃っているほど、回答が早くなります。まずは要点だけでも送ってください。
- 図面が未完成でも相談できますか
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可能です。形状と寸法の意図が伝わる資料があれば、初回判断を進められます。最終は正式図面で確定します。
- 熱処理や表面処理もまとめて頼めますか
-
可能です。外注工程が含まれる場合は納期に影響しやすいため、優先順位を先に共有いただくとスムーズです。
まとめ 見積を早くする最短ルート
広島市で金属加工をスムーズに進めるには、最初の一通で「図面 材質 数量 納期 重要公差 仕上げ条件」この6点を揃えるのが最短ルートです。
完璧な資料がなくても構いません。分かる範囲で条件を共有いただければ、可否判断から見積までの入口をこちらで作れます。

